講師インタビュー

東大とか難関大を目指す生徒にはやっぱり少人数の教室で授業しなきゃダメだなって思ってました。

あはは。都知事選に出た時には成増塾はすでに立ち上げられていたんですね。
ええ、成増塾は大手予備校に籍を置きながら、1996年に板橋の成増でスタートさせました。
自分で塾を立ち上げたのはどうしてですか。
大手予備校の授業では、やはり十分な指導ができないんです。英作文の問題なんか、ほんとは一人ひとり添削してあげたいのに、物理的に不可能なんです。だって、1クラス50人とか100人の生徒がいるわけだから。それで、東大とか難関大を目指す生徒にはやっぱり少人数の教室で授業しなきゃダメだなって思ってました。
生徒さんは最初から集まりましたか?
最初は厳しかったですね。代ゼミの講師仲間に「今度塾始めるんだ。」と話したら「お前、塾が世の中にどのくらいあるかわかってるだろ?お前の塾に生徒が一人でも来たら逆立ちして町内一周してやるよ」と言われました。
周りの反応は冷ややかだったんですね。
ええ、冷ややかっていうか、あきれてましたね。母親なんか「あんないい会社辞めちゃって、あんた何やってるの。」とか。大学のゼミの先生も「自分で塾を作ったの?君もそろそろちゃんとした仕事したらいいんじゃないの」といってあきれてました。
最初はいろいろご苦労なされたんですね。
ええ、あとで塾の説明会に来た生徒に聞いてみたら「どこかの塾から変な封筒が来たよってお母さんが渡してくれたので中身を見たらワープロでぎっしりいろいろ書いてあって。あれ、メチャクチャ怪しかったですよ!」と言われたのには落ち込みました。自分としては渾身のダイレクトメールを作ったつもりだったんですけどね(笑)
なるほど。でもとりあえず生徒は何人か来てくれたんですよね。その後、塾は順調に伸びていくんですか。
いいえ、最初は全然ダメでした。塾を立ち上げて数年間は説明会やっても参加者ゼロとかよくありました。無名の塾なんてこんなものなんだな、と思い知りましたね。
それが現在は600名以上生徒が在籍する塾になりました。
ええ、少しずつですが、生徒が増えていきました。やっぱり大手予備校の大教室でやっているのとは違う教え方をしているのでそこに魅力を感じてくれる生徒がいるんですね。
あと、いい講師が来てくれたのが成長できた大きな理由です。

塾で教えた生徒が人生の節目節目で連絡してきてくれるなんて嬉しいじゃないですか。

塾長は今でも現役の講師として教えておられますが特に印象に残っている生徒さんはいますか?
そうですね。塾を始めて間もないころの生徒だった坂本亮さんは特に印象に残っています。
坂本さんは現役で慶応の経済学部に合格し、在学中に会計士の試験に合格しました。彼は税務の会社を自分で立ち上げて今ではどんどん仕事の場を広げています。彼には現在、成増塾のOB会長をやってもらってます。
成増塾にはOB会があるんですね。坂本さんがOB会長になったいきさつを教えてください。
ええ、彼は会計士の試験に合格してくれた時に僕にハガキをくれたんです。「お蔭様で会計士の試験に合格しました」って。嬉しかったですね、僕のことを忘れずに覚えていてくれたなんて。それで何年かぶりに食事を一緒にしたんです。
あ、それ坂本さんがいってました。なんでも新宿のパークハイアットの最上階のレストランでご馳走されたとも伺いました。
そうでしたね。久々に会うから少し奮発しました。坂本さんはその後、結婚した時にもハガキをくれました。塾で教えた生徒が人生の節目節目で連絡してきてくれるなんて嬉しいじゃないですか。
まさに教師冥利に尽きる、といった感じですね
それで、坂本さんが「成増塾の卒業生は難関大学に合格して社会でも活躍している人が多いからネットワークを作ったら凄いことになると思うんです。」と言ってくれました。これがOB会の始まりです。
今では定期的に遊びに来てくれるメンバーもたくさんいますよね。
ええ、大学を出て、結婚して、奥さんや子供さんと一緒にOB会に遊びに来てくれるメンバーもだんだん増えてきました。
彼らと年に数回会うことは僕にとっても本当に楽しみです。
それは本当に素敵ですね。まさに一生の付き合いができる塾だと思います。
ええ、彼らとの付き合いは今後もずっと続いていきます。OBの人たちの子供が成増塾に来てくれるという日も遠くはないように思います。
それはいいですね。まさに一生の付き合いですね。
今日はお忙しいところお時間を本当にありがとうございました!