成増塾の秘密 05

なぜ受験会最高水準の講師が、集まるのか。

みなさんの中には、成増塾というほとんど無名の小さな塾に指導経験が豊富なプロの講師、中でも受験界最高水準の講師が集まることについて半信半疑の方もいらっしゃることと思います。なぜ、成増塾にそんなによい講師が集まると私が自信をもっていえるのか、その理由をこれから説明いたしましょう

まず、成増塾は、講師の採用に際し「難関大学受験指導の経験が豊富なプロ講師でかつ情熱的に指導ができる人」という基準を掲げています。では、そのような厳しい基準を満たす受験界でも最高水準の講師が成増塾に集まってくるのはなぜなのか。

もちろん、成増塾では講師を大手予備校以上の条件で待遇していることもひとつの要因なのかもしれません(これは以外に知られていないことです。この点に関しては ホームページの講師採用の箇所 をご覧いただければご納得いただけることと思います。)しかし、経済的な待遇面だけでそんなによい熱心な講師が集まってくるわけではありません。それ以上に重要な理由があります。

石川講師の授業風景。石川講師は東京理科大学で数学を教え、順天堂大学医学部の入試採点委員も歴任するほどの実力の持ち主です。

成増塾は講師が自分の理想の教育を実現する場である。

それは一言でいえば「教師としてのやりがい」です。成増塾は、この塾で指導をしてくれる講師が最大限の「やりがい」を感じられるように様々な工夫をしているのです。

まず、各講師が担当する授業内容については、完全に講師の裁量に委ねています。どのような教材を使うかはもちろん、どのようなカリキュラムで生徒一人ひとりに入試本番までに学力をつけてもらうか、小テストや練習問題の添削をどのように取り入れるか等、まさに、講座運営の全責任は講座を担当する講師が負うことになります。

つまり、成増塾では、講座運営がすべて講師に任されるので、責任が重いのですが、反面でやる気のある講師は自分が思う通りの理想の授業を自由に実現することができるのです。講師にとってこれ以上やりがいのある場は考えられないのではないでしょうか。

成増塾以外の通常の塾、予備校では、講師が担当する講座のテキストはあらかじめ塾、予備校によって指定されています。つまり、講師はテキストの内容に不満があったり、担当している生徒とテキストのレベルが合わないと感じても、指定されたテキストを使い続けなければならない仕組みになっているのです。

私が以前教えていた大手予備校でも「こんなテキストで勉強しても生徒は力がつかない」とか「自分が担当している生徒とテキストのレベルが全く合ってない」などと文句を言う講師が多かったのを覚えています。現にその予備校では働いている講師に対して「使用しているテキストについて生徒のいるところで否定的な発言をすることは絶対やめてください」という注意がしばしばなされていました。

成増塾では、すべての講師が自分のテキストを自分で作成するので、そのような文句を言う講師はもちろんいないわけです。講師は、それまでの受験指導の経験の蓄積をもとに自分が最良と考えるテキストを作成し、最良と考える方法で生徒に教えることができるのです。

そして、成増塾で受講する生徒は、英語、数学等、複数の講師がいる場合には体験授業で実際に授業を受けた上で自分が一番教わりたいと思う講師の授業を受講することができるのです。生徒は、自分が一番受けたいと思う講師の授業を受けたとき、最も学力を伸ばすことができます

授業中にあてられることで、できなかった部分が記憶に鮮明に残る。

授業は講師が一方的にしゃべるのではなく、常に生徒に問いかけながら進められていきます。そして、講師が生徒に発する問いは、まさにその生徒が誤解している点であることが多く、当てられた生徒は、その場で自分の間違いに気づくことになるのです。 「あてられて、答えることができなかったり、間違った答えをいってしまったら恥ずかしいな」と思う生徒もいるかもしれません。 しかし、あてられて、答えることができなかったり、間違った答えを言ってしまった場合、その生徒は非常に強い印象が残るので、決して忘れることはありません。以上のようなスタイルの授業は、手間はかかりますが生徒が本当に学力を付けることができる最善の指導法のひとつであると教育の現場では考えられています。そして、このようなスタイルの授業は、最大でも20名くらいまでの少人数クラスでしか成り立たないことをみなさまもご納得いただけるのではないでしょうか。

講師は最高の授業を提供するために常に研鑽を積む。

講師のあいだでは、授業内容、教材、授業の方法に関して常に切磋琢磨が行われることになります。自分が担当している生徒がどのくらい実力を伸ばしたかは、年間三回行われる特待生試験の結果で、判明することになります。

いったん担当した生徒は合格するまで責任をもって指導する。

さらに、英語、数学等の場合、生徒はいったんある講師の授業を気に入って受講を始めると入試本番までその講師から授業を受けることができます。つまり、学年が上がっても生徒がその講師の授業を受けたいと思う限りは、持ち上がりで同じ講師の授業を受けることができるのです。

これは、成増塾以外の多くの予備校、塾では学年が変わるとせっかく気に入っていた講師の授業を受けられなくなってしまうことが多いのと大きく違っている点です。講師の側としてみれば、自分がいったん担当した生徒は、受験本番まで自分が全責任を負って指導することになるので、本当に一生懸命教える動機になるのです。講師としては「あの生徒は自分が手塩にかけて教えて東大に合格させた。」と心からいうことができる仕組みが成増塾にはあるということです。学生の講師が卒業によってすぐ塾をやめることがあるのとは大きな違いです。

私は、今まで多くの保護者の方から「成増塾にはなんでこんなに熱心な先生が集まるのですか。」とか「こんなに熱心な先生がいるなんて信じられません。」というありがたいお言葉を頂いてきました。
私としては、講師がやりたいようにやってもらっているだけなのですが、それは、他の塾、予備校にはない大きな強みになっているわけです。

今日は、英語・数学の有志の講師が集まって「戦略会議」です。 科目間の連携をとるために様々な意見が交わされます。講師はお互いに切磋琢磨するライバルであると同時に、生徒の学力を最大限に伸ばすためにはどうすればいいのか、知恵を出しあう「同士」でもあるのです。
個別指導をする安田講師。安田講師が一人ひとりの答案を直接チェックしています。答案構成や式の展開についてのコメントは言うまでもなく、字の大きさや配置など、どのようにしたら採点官に好印象を与え、1点でも多くとることができるまでアドバイスします。受検直前期になれば、このような指導は終電間際まで続くことも珍しくありません。