2013年度日本史直前講座概要
―入試頻出の内閣史をマスターする―
- 日にち:1月5日・6日・7日・11日・13日・14日
- 時間:19時30分から21時30分(延長の可能性大)
- 場所:高田馬場校
- 担当:長島清孝
- 対象者:センター試験や私大入試・国公立二次試験で日本史を選択する生徒
- 講座形式:講義による(確認テスト程度の演習は行います)
- 講座内容
入試日本史では近現代史は必ず出題されます。センター試験でも20点程度、東京大学の入試ならば配点の4分の1にあたる15点分が近現代史です。特に関東圏の大学は近現代重視の傾向があります。また、京都大学も近年東日本大震災に絡んだ出題がされたことで話題になりました。今回の講座は近現代を、内閣を軸として流れをつかもうというものです。
講座の特徴は「とにかくシンプルに」ということです。受験生が陥る罠に、「ある内閣で起こったできごとは全て知っていなければならない」というものがあります。例えば大津事件は何年でしょうか。正解は1891年です。ここまでは入試必須の知識ですが、受験初心者はこれが第1次松方正義内閣のできごとであることまで知っていなければならないと勘違いしてしまうのです。もちろん入試にそのような問題は絶対に出ません。(出たとしても“捨て問”です。)古代史で言えば、『日本書紀』の編纂が720年なのは皆さん覚えますが、当時の天皇が元正天皇であることを覚えようとする人はいないでしょう。にもかかわらず近現代史になるととたん受験生は完璧主義になってしまうのです。この講座は近現代史という複雑な構造をなす森を、皆さんが俯瞰できるようにするための講座です。
なお単純に内閣史を扱うだけではなく、頻出のテーマ史(条約改正史・選挙法改正史・産業革命史など)にも触れていきます。
- 使用教材:オリジナルのプリントを用います。
- 持ち物
①赤・黄色・緑のペン
※単語の重要度を色分けして説明する予定です。
②日本史資料集(図説):学校で使用しているもので構いません。
③日本史史料集:学校で使用しているもので構いません。授業で読むことがあります。
☆本来ならば1タームかける内容を、ぎゅっと圧縮して説明します。学習の効果は保証しますので、意欲ある皆さんの積極的な参加をお待ちしています。